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【トピックス】宮原ゴムで働きながら、通信制大学へ通う。<従業員社内インタビュー>

宮原ゴムには、現在、従業員2名に通信制大学の経営学部コースを受講している社員がいる。
今回、その2人に話を聞いた。

(聞き手:コペルニクスデザイン 福島由衣)

“大卒資格、とるか”

――どういった経緯で、通信制大学へ入学・在籍することに?

福山「社長から話があって。僕たち当時、高卒で。ちょっと経営学も学んでみんか、と。行かせてもらえるチャンスを逃したくなかったので、行きます、とお返事しました」

戸田「コロナの時期が被ったのもあって、そのとき、会社が少し暇になってしまっていたんです。そんな中で、“大卒資格、とるか”っていう提案をしてもらって、そんな機会もう滅多にないじゃないですか」

写真左:戸田さん・写真右:福山さん

――働きながら勉強することのしんどさについて、懸念はなかった?

戸田「若いから、大丈夫かなって(笑)」

福山「一応、勉強の仕方としては……日頃、妻が家にいるので。迷惑をかけないようにと思って、寝静まってから始めていて。夜の23時とか。そこから朝までやります、休日の前日とかなんですけど。それで土日は、使えるときはスクーリング(※)に使ったりして」

※スクーリング:通信制の学校で学んでいる生徒が、教室へ向かい対面の授業を受けること。

戸田「まだ時期が時期(コロナ)なので、スクーリングはオンラインなんですけどね」

――いや、それはやはりモチベーション的に、いろいろと大変ではないですか?

戸田「これは社長に聞かれたらちょっと怒られるかもしれないんですけど、僕は空手馬鹿で、人生で空手をすごく優先してるんで。そして大事な家庭もあって、仕事もあって。でも勉強をないがしろにしてるわけじゃなくて、その中で効率のいいやり方を見つけて学ぶのが楽しいんですよね」

福山「あと、僕たちまずは、短大で2年勉強したんです」

戸田「卒業扱いになって、そこから4年制に編入して、今3回生をしているんです。2年間乗り越えてきたっていうのがあって、“あと2年、いけるやろう!”みたいな。ここまで頑張れたし、俺たち2人なら大丈夫だと思って。なんで、モチベーションもそのまま突き抜けてるっていうか」

――編入のタイミングで、社長とはどんな話を?

戸田「“編入するか?” “します!”。これで終わりですね(笑)」

戸田「2年制の卒業祝いに、焼肉にも連れて行ってもらいました」

福山「ハラミ、おいしかったです」

何か問題が起きても、冷静になって、スイッチを切り替えて仕事に戻れる

――話は変わりますが、定期考査はやはり、あるんですよね?

福山「あります。2ヶ月ごとに」

戸田「範囲はテキストまるまる1冊で。見ながら受けていいんですが、ちゃんと勉強していないと、そもそもどこを見ていいかわからない。ページ数が多いので」

二人が使っているテキスト

戸田「でも、やっぱり、勉強しているといい影響があって。これは僕のお気に入りのテキストなんですが(写真左)、トップアスリートの苦難の乗り越え方について書かれていて。これを読んで、理解しようとすると、仕事中にいらいらすることがなくなったんですよ。何か問題が起きても、一度冷静になれて、スイッチを切り替えて仕事に戻れるというか。それまでは、たまに、社内に声が響き渡るくらい怒ってしまうことがあって。人に対しては言わないんですが、モノに対して……相手が扱いの難しいゴムスポンジなので、ぷちっといってしまって。どうしても、うまいこと扱いたい、と思うからなんですけど。自分が今任されているポジションが良い製品をつくることに直結している立場なので、気が抜けないところもあるし、お客様にいいものを渡したいっていうプライドが許さないところもあって」

福山「僕も、リーダーシップについての教材が、仕事にいい影響を与えているかもしれません(写真右)。僕はしばらく後輩がいない状態が続いていて。誰かのサポート役が多くて、あまり自分で考えて仕事が出来ていない状況が続いていたんですけど。今は先輩と働きつつ、後輩にも教える感じで。間に挟まるパイプみたいな役割。それで、この本にはリーダーシップ……だけじゃなくて、フォロワーシップについても書かれていて。リーダーの支え方について考えることができたんです。先輩と一緒に仕事をするにあたって、どういう風に動けば支えられるか、ホウレンソウを積極的にとれるか、後輩にはどんな人物像を見せればついてきてもらえるか……。そんなことを思いながら、一生懸命やってみています

――大学での勉強が、仕事にもたくさん活かされているんですね。ちなみに、お二人が宮原ゴムに入ったきっかけは、なんでしたか?

戸田「僕たち実は、高校のときから友達なんですよ。1年生の4月から。空手部が同じで。練習のときにペアを組むんですけど、本当にずっと一緒だった。卒業してからバラバラになって、僕がたまたま、宮原ゴムに入ったんですけど、当時18歳で。人手不足だったのもあり、成人式の日に“誰か一緒に働かんか”と声をかけたらついてきてくれたのが、福山だったんですよ」

福山「僕たち、高校が工業高校で、僕は前にいた職場が配線をチェックするような会社だったんです。仕事自体は好きだったんですが、人間関係で、ちょっとつらい思いをして。成人式の日に戸田くんに宮原ゴムへの誘いを受けて、未知のゴムスポンジが最初はちょっと不安だったんですけど、親身に教えてくれてハードルが下がりました」

“あ、空手や”。

――なるほど。大学の勉強をもっとこんなふうに宮原ゴムに反映していきたい、というのはありますか?

福山「宮原ゴムは今、職人気質の職場ということもあって、僕より年齢の高いメンバーが多いんですね。そこで自分が変に遠慮をせずに、うまいことコミュニケーションを沢山とって、仕事をもっと効率化出来ればいいなと思っています。それから、わからないことをすぐに聞ける環境づくりにも取り組み続けたいので、僕自身もレベルアップし続けたいなって」

戸田「将来的に、会社がもっと大きくなってほしいと思ってます。僕が入ったとき18歳でしたけど、今は24になった。もっと若い人や、色んな人に入ってきてもらって、新しいことが出来たり、規模が大きくなったりしたらいいと思っているんですよ。それで……大学の勉強をどう活かそうかって色々考えているうちに、悩んだりもしながら思いついたことがあって。あ、空手や、と。空手の実業団。自分でお金を出すからつくりたいと言ったら社長が許可してくれて、ユニフォームなどの援助をしてくれました。スポーツっていう接点から宮原ゴムに興味を持って、入りたい、と思ってくれる人がひとりでも増えたらなと思って」

――もう活動はしているんですか?

戸田「西日本で3位になりました。日本代表を決めるナショナルチームの選考会があり、来週それにも行ってきます」


――素晴らしい。最後に、最近社長とはどんな話を?

福山「僕の場合はコミュ障な面があって社長の方から話しかけてくれるんですけど、些細な日常会話をしてますね」

戸田「僕はさっきスマホに充電をさそうとしたら、『バッテリーないんか』っていきなり現れましたね(笑)。でも僕、福山くんほど構われてないかも。もうちょっと話しかけてくれてもいいのに……」

――なんだか、社長と部下というより、お父さんと息子の関係みたいですね。

戸田「そんなところもちょっと、あるかもしれませんね」

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