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不良品についての考察

ゴムスポンジ業界への意見・要望。
それらについての研究は日常業務です。

「気がつけばゴムスポンジが収縮している」「時間がたつと粘着不良となる」そんなことを感じたことはないでしょうか。 これらの原因の多くはゴムスポンジの素材品質にあります。 そして、素材の品質の良し悪しは、それから生まれる製品のトータルコストに大きく関わってきます。

収縮や粘着不良に関することは、ピンホール等と違い見た目では判別することが出来ません。しかし粘着不良を起こすスポンジは時間とともに確実に粘着剤を侵していき、収縮の大きなスポンジは長期間にわたって縮んでいきます。このような素材を使用した製品の特徴は時間が経つとともに、その問題が現れてくることです。時間と共に加工が進み最終製品の組み付けへと近づき、その果たす役割も大きくなろうとしている時に、問題として勃発してきます。その時、その素材の問題はスポンジの不具合だけにとどまらず、粘着剤を含む、周りの部材、それに関わる加工コスト等を巻き込んで、クレームと言う形となり現れてきます。そして、その製品のトータルコストを大きく変えていってしまいます。

宮原ゴム工業株式会社 宮原良信

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